基本土地でデッキを組む
みなさん、こんばんは。
2019/05/30現在、みなさんが夢中になっているものと言えば・・・・
そう、モダンホライゾンですね。
商品名に「モダン」と銘打たれてはいるものの、レガシー環境にも新しいカードが舞い込んできます。
さて、そんな理由でワクワクしていたレガシー奇跡プレイヤーに、とんでもないカードが出現することとなりました。
(公開当初、7ドルぐらいかなぁと思ってたら、予約価格がまさかの30ドル!こんなニッチなカードに値段が集中するとは思えない・・・)
奇跡プレイヤー待望の基本土地フェッチです。
これまで、渦巻く知識、思案、相殺、ジェイスなどなどの各種カードとのシナジーの都合上、デッキ内にフェッチが8枚程度必要だったミラクルですが、5枚目以降のフェッチから青/白(/赤)を出さなければいけない都合上、デッキ内にツンドラやボルカニックアイランドを投入する必要がありました。
しかしながら、このカードの出現によってデュアルランドをデッキから排除することが可能となりました。
(foilerにとっては、デッキ全部が光るようになったことがうれしいですね)
ただ、「可能」であることと「強い」ことは、また別の問題です。
また、単に強いといっても、ツンドラを採用しているデッキより弱いのであれば意味がありません。
これらの条件を踏まえて、モダンホライゾン到来後の環境で「基本土地ミラクル」を組むことはできるのでしょうか?
もちろん、単なる2色ミラクルであればその達成は容易そうです。
しかし、目標は高く「3色基本土地ミラクル」を目指すのがいいでしょう。「3色基本土地ミラクル」のノウハウが蓄積すれば、2色ミラクルにも流用できるでしょうからね。
3色ミラクルの壁
デッキ内のマナベースが基本土地+フェッチという組み合わせになったとしても、採用されるカードはおおむね変わりません。
ただ、基本土地というマナベースに起因した負担というものは考えないといけないでしょう。
例えば、手札に「剣を鍬に」と「相殺」があるパターンです。もちろん既存のミラクルでも、この2枚に加えて手札の土地が「島」「島」「平地」という組み合わせの時が発生していたという部分は事実ですから、プレイングによる対応というのは十分可能ではあります。ただし、これは「2色ミラクルの時」のみのことです。
問題は3色ミラクルの場合です。これまではボルカニックアイランドによってデッキ内の全てのフェッチが赤マナへアクセスできていましたが、基本土地オンリーにすると、「溢れかえる岸辺」が赤マナにアクセスできなくなってしまいます。
また、2色ミラクルで問題がなかった相殺/剣を鍬に問題も、紅蓮破という存在が加わることで、無視できない問題となってきます。
例えば、手札に「相殺/剣を鍬に/紅蓮破」とある場合に、全てを自由に使えるマナ基盤が整うのは最低4ターン目以降になってしまいます。
したがって、今回は
2ターン目に島+平地の布陣が出来上がっていれば、とりあえずOKという形のミラクルを考えてみました。
そのデッキがこちらです!
対抗呪文の枠は、思い切ってドビンの拒否権に、相殺も採用せずアズカンタの探索に差し替えました。
また、3色にしたことで削剥を採用できるようになりました。これからの環境にマッチしたカードになるはずです。
さて、これらのカード群をスムーズに唱えられるマナ基盤はどうなるのでしょうか。
私が提案する形はこんな形です!!!
(裏向きのカードは基本土地フェッチ)
先ほどの呪文部分が38枚だったことに気づいた方はいますでしょうか?
今回は土地の枚数を22枚としてみました。
基本土地を必要な枚数確保しつつ、赤マナの供給源をデッキに9枚(これまでのフェッチ8枚+ボルカ1枚のパターンと同じ枚数)用意する。
という点をクリアできるマナ基盤です。
廃墟の地の採用が特徴的ですが、これの採用に伴って、以下のような影響が発生しています。
1.デッキ内の土地が22枚になるので、マナスクリューの危険が少ない。その分、先触れや定業を削って枠をねん出している。そのため、思案や渦巻く知識はゲーム序盤に土地を探しに行く目的で打つことが減り、「構える」のが容易になる。
2.廃墟の地で特殊土地の対策ができるようになったため、メインボードには基本に帰れを採用しない形をとる。これの副次的効果として、自分のアズカンタの探索を妨害することがなくなった。
3.土地の増加によって、キャントリップが減ったので、フィニッシャーをメンターではなく、ジェイスに一本化。
という感じです。
まぁ、まだモダンホライゾンが発売されていないので、机上の空論ではありますが、「モダンホライゾン発売日にミラクルを使いたい」「基本土地フェッチをしゃぶりつくしたい」っていう人は参考にしてみてください。