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2019/06/27 21:47

続・3色奇跡のマナ基盤

みなさん、お久しぶりです。

モダンホライゾンがとうとう発売され、奇跡プレイヤー待望の虹色の眺望が使えるようになりました。

前回の記事では、3色奇跡を基本土地だけで構成する手法の予想を行いましたが、モダンホライゾンが発売されてそろそろ2週間たち、ある程度自分なりの回答が出来上がったのでお披露目します。

さて、端的に結果だけを書くと、以下のようなマナベースになります。

島7枚、平地2枚、山1枚の基本土地10枚に、フェッチが9枚+ボルカニックアイランドの構成になります。

さて、今回マナ基盤を考えるにあたって要求した点は以下の通りです。

1:青マナを調達できるが初手7枚に少なくとも1枚存在する確率が90%を超えること

2:すべてのフェッチが青/白/赤の3色にアクセスできること

3:青マナの要求量にこたえるために平地は2枚にする。

4:山は1枚だけの採用とする

5:土地は全部で20枚

6:先手の思案から白マナ源を見つけられる確率を90%超とすること

7:デュアルランドはなるべく減らす。

さて、これらの条件から確定できる部分をみて行きましょう。

3:青マナの要求量にこたえるために平地は2枚にする。

4:山は1枚だけの採用とする

5:土地は全部で20枚

これはストレートに要求枚数を挙げているわけですから、確定ですね。
となると、残り17枚でうまく構成する必要があります。

次に「条件6:先手の思案から白マナ源を見つけられる確率を90%超とすること」
これを実現するためには、白マナの供給源を何枚にすればいいでしょうか。
話を簡単にするために、思案は島から打ったとしましょう。
そうすると、「デッキの上から10枚に白マナ供給源が存在する確率」と「思案でシャッフル後、トップ2枚に白マナ供給源が存在する確率」を考えれば行けそうです。

白マナ供給源の枚数をnとした場合の確率は以下の通りです。
8枚:85.2%
9枚:88.6%
10枚:91.2%
11枚:93.3%
12枚:94.9%
13枚:96.2%

このことから、白マナの供給源は少なくとも10枚以上必要になります。
平地を2枚しか採用していないことから、フェッチまたはツンドラで白マナカウントを稼ぐ必要がありそうです。
ただ、「7:デュアルランドはなるべく減らす。」の制約がありますから、いったんはツンドラ0の構成を考えてみて、だめならツンドラを採用して調整する方針としました。
このことから、暫定的に青白フェッチ4, 虹色の眺望4を採用することとします。

次に、「1:青マナを調達できるが初手7枚に少なくとも1枚存在する確率が90%を超えること」ですが、これは青マナ供給源が16枚あれば達成できますから、青白フェッチ4, 虹色の眺望4から島8枚を暫定的に採用することにします。

これにより、以下のようなマナベースが候補に挙がります。

島8
平地2
山1
青白フェッチ4
虹色の眺望4
計19枚

さて、あと1枚枠が空くわけですが、ここで条件「2:すべてのフェッチが青/白/赤の3色にアクセスできること」が挙がってきます(というか、これがないと赤マナへアクセスできる土地が5枚しかないので運用できません)。

となると、最後の1枚としてボルカニックアイランドを採用すれば、青白フェッチからも赤マナを供給できるようになります。

これで一通りの要望を満たすマナベースを組むことが出来ました。


と、言いたいところですが、ここで一つ気づくことがありませんか?
このマナベースですが、なんと「沸騰する小湖が青と赤しか用意できない」のに対して、「乾燥台地が3色を用意できる」ということです!(気づいた時はビビビってなりましたね・・・)
デュアルランドを増やすことなく3色にアクセスできるフェッチですから、これも採用してしまいましょう。
島の枠を乾燥台地にしてこれでOKです。

この乾燥台地の枠ですが、乾燥台地を1枚とするか2枚とするかは研究の余地がある範囲かなと思いますが、ひとまずはこのマナベースはなかなかいい感触です。

また、このマナベースでは3色目のカラーを黒や緑にしても同様の理屈が成り立ちます。

ぜひ、試してみてくださいなぁ~~~