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2019/05/09 23:02

灯争大戦とミラクルミラー

灯争大戦(以降、変換がめんどくさいのでWARと記述)が発売されてから1週間が経ちました。

日本語PW絵違いやミシックエディション等、いろいろなイベントがありましたが。

特に過熱しているのはナーセットでしょう。

萌えナーセットは通常ナーセットの約4倍、1ナーセット=4ナーセットなので、1=4!僕、フィールズ賞もらえるのかな???

こいつは本当にやばいですね。ミラーで置いたら相手のブレストと思案が腐るので、相手にだけ有効なチャリスですよ。

と、あと一人、


 


はい、テフェリー君です。

ヴェールのリリアナや最後の望みリリアナなどの、黒の3マナPWを見てうらやんでいたミラクルに、とうとう待望の3マナPWが供給されました。

これまでは試練に挑むギデオンなどが一応の3マナ域ではあったものの、採用率はほぼ0、ミラクルの3マナ域であるメンターは3ターン目に出すと裏目が大きかったのですが、これからは裏目を気にせず置ける脅威が使えます!

さて、このことによってレガシー環境はどうなるのでしょうか?

さすがにレガシー環境全てを見渡すのは大変なので、今回はミラクルミラーに限ってお話ししようかなと思います。


と、いうことで今後のミラクルミラーの環境を予想してみます!


その①:先手が超有利に

これまで、ミラクルミラーではサイド後に後手をとったりするのなどの「後手優位論」が少なからずありました。ところが、ナーセットやテフェリーの出現で「3ターン目にポンっと置いたら勝ち」というカードが現れたことで、そのアクションを先に起こせる先手が有利になると予想します。

特に、これまではミラクルミラーで「先手で動ける利点」が「先手2ターン目の相殺」だったので「ポンっと置ける脅威」が増えたのは先手有利を促進します。

今後は、「先手2ターン目に相殺置かれて負け」という文章と「先手3ターン目にナーセット置かれて負け」という文章が同じだけツイッターに投稿されるでしょう。


その②:対抗呪文はオワコン、呪文貫きの時代へ

さて、3マナのPWが増えるということはミラクルミラーの戦いがより低マナ域にシフトすることを示唆しています。

後手2ターン目に思案を打ったら返しでテフェリーが出てきて、手札の対抗呪文が腐ったという裏目を考えると、呪文貫きの方が「後手の防御手段として優秀」です。

また、ナーセットやテフェリーを通す時のバックアップとして対抗呪文を用意するのは結構大変ですし、マスカンが増量されて打ち消し合戦が頻発するようになるなら、より軽い打ち消しに白羽の矢が立つでしょう。


その③:狼狽の嵐の代わりに呪文貫きへ

その②とほとんど同じですね。ミラーマッチ意識するなら呪文貫きになる時代の到来です。

その④:サイド後もwillはメインに4枚

最近のレガシーでは脅威の連打が多くなってきたので、昔に比べるとサイド後もwillを残すパターンが増えてきましたが、今後はその傾向が一気に強くなると思います。

打ち漏らしたら即死なので、仕方ないですね。


その⑤:定業より先触れ

レオヴォルドに比べてナーセットは除去しにくいですから、先触れの方がドローが縛られないということで人気になるかと思います。定業と先触れは評価が五分五分でしたが、ナーセットの登場で先触れに傾くと予想します。

特に、先触れは定業よりメンターとの相性が良くないという問題点を抱えていましたが、メインにメンター2、サイドにメンター1という構成のミラクルが、サイドのメンター枠をナーセットにするパターンが発生すると予想すると、メンターとの相互作用の重要性が全体として下がるので、その点のマイナス評価が軽減されるという点は注目です。


その⑥:サイド後も剣を鍬にが4枚!

ナーセットがナチュラルなメンター対策になっているという点や、同じ3マナ払うなら終末や至高の評決を受けにくいPWという風潮が高まると、メンターがミラーマッチで出現する頻度が減ることが予想されます。

また、「1回殴られると能力の使用回数が1回減る=手札1枚分の価値」という点から瞬唱やヴェンディリオンが対ナーセットで重要なカードとなってきます。となると、今後は「相手の瞬唱のアタックは手札1枚使ってでも止める価値がある」という状況が多々出てくるわけですから、剣鋤の優先度が上がることにつながってきます。


と、まぁ今のところ思いつくのはこんな感じですね。

2か月後あたりにもう一度読んでみて恥ずかしさで赤面するか、「ほれほれ~」といってツイッタランドで再放送することになるのか・・・・しばらく楽しみに待っときます。